今月の一枚
No.16 縦隔腫瘍のCT
単純XPでは判別しづらいが、CTでも読影注意
①主訴:何かを飲み込みと胸が痛い。
②CT:食道上部~中部が少し張っている。o/w 異常なし。
③GF:中部食道にSMT、前回のCTでははっきりしないが、縦隔腫瘍が疑われる。
④MRI:縦隔腫瘍、自治医紹介。
(1)気管分岐level、胸部大動脈前方に、φ37.1mm類円形、境界明瞭、内部ほぼ均一な腫瘤性陰影あり。
【参考】
CTでは血管とのコントラスト不明瞭なため、腫瘤に見えづらいですが、良く観察すると腫瘤像を認めます。CTでは内部やや不均一です。
CECTならば一目瞭然ですが、Axの1断面ではなく、Volumeでの読影が必須です。 撮影技師側では、Axのみの再構成だけでなく、Sag.Col.など多方向再構成が必要です。
MRI_T2では、血液はFlow boidで黒く抜けるため、判別しやすいです。
①主訴:何かを飲み込みと胸が痛い。
②CT:食道上部~中部が少し張っている。o/w 異常なし。
③GF:中部食道にSMT、前回のCTでははっきりしないが、縦隔腫瘍が疑われる。
④MRI:縦隔腫瘍、自治医紹介。
(1)気管分岐level、胸部大動脈前方に、φ37.1mm類円形、境界明瞭、内部ほぼ均一な腫瘤性陰影あり。
【参考】
CTでは血管とのコントラスト不明瞭なため、腫瘤に見えづらいですが、良く観察すると腫瘤像を認めます。CTでは内部やや不均一です。
CECTならば一目瞭然ですが、Axの1断面ではなく、Volumeでの読影が必須です。 撮影技師側では、Axのみの再構成だけでなく、Sag.Col.など多方向再構成が必要です。
MRI_T2では、血液はFlow boidで黒く抜けるため、判別しやすいです。
バックナンバー
- No.16 縦隔腫瘍のCT
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