今月の一枚
No.7 胃透視は充盈像が重要

左は人間Dockでバリウムを服用した状態である。
右は、人間Dockで精査となり、GF後、ガストロで再検査となった画像である。
左の胃透視では、蝸牛角状飜転により立位充盈像で胃角が描出不良。
二重造影像で前庭部に所見があったため、GF精査の運びとなった。GFでは、胃透視では指摘できなかった、胃角部の潰瘍を認めた。
GF後の再検査では、胃角の描出に注意し、造影剤量や体位を工夫して撮影したもので、胃角部の、「小弯短縮」「陰影欠損」「直線化」を認める。これは胃角部の病変を示唆する所見である。
バックナンバー
- No.16 縦隔腫瘍のCT
- No.15 肩甲骨烏口突起骨折
- No.14 CT診断は多方向観察で
- No.13 急性期脳梗塞だけじゃないMRI 超急性期の血腫にも鋭敏
- No.12 XPで見えず、CT良く写っている
- No.11 下血精査で大量の憩室出血
- No.10 CTC、注腸は肛門内部直腸の描出に要注意
- No.9 頭部外傷後の硬膜下血腫のCTとMRI画像
- No.8 上顎部インプラント術前シュミレーションCT画像
- No.7 胃透視は充盈像が重要
- No.6 偽肺炎像
- No.5 打撲の痛み?XPで胆石⇒造影CT精査⇒胆のう癌肝転移
- No.4 膀胱壁および直腸に造影効果あり
- No.3 CTコロノグラフィを行う場合の課題
- No.2 潜在性二分脊椎
- No.1 CTコロノグラフィ直腸部展開画像