今月の一枚
No.14 CT診断は多方向観察で
便秘継続・腹痛・嘔吐6回・吐しゃ物が便色
1回目CT(腹~骨盤部単純)検査報告
①小腸~大腸、腸液↑。イレウス。現在は胃内の膨満は認めず。
②肝臓および骨盤内小腸周囲に腹水顕著。
同日2回目CT(腹~骨盤部単純)検査報告
①脾曲に、狭窄、腫瘤性陰影あり。
大腸Ca.疑い。
【画像解説】
1回目のCTでは、イレウスの原因は、画像上はハッキリしなかったが、大腸内容液の位置で脾曲付近を疑った。
2回目のCTで、通常の画像構成、横断面(赤楕円:いわゆる断層像でルーチン)および前額面(赤楕円体:体の前面に平行な面でルーチン)では腫瘤像は決め手がなく、矢状断(赤四角:正中線に垂直な面で使用頻度低い)で腫瘤像をハッキリ認めた。あらゆる断面での観察が重要な症例であった。
【画像解説】
1回目CT(腹~骨盤部単純)検査報告
①小腸~大腸、腸液↑。イレウス。現在は胃内の膨満は認めず。
②肝臓および骨盤内小腸周囲に腹水顕著。
同日2回目CT(腹~骨盤部単純)検査報告
①脾曲に、狭窄、腫瘤性陰影あり。
大腸Ca.疑い。
【画像解説】
1回目のCTでは、イレウスの原因は、画像上はハッキリしなかったが、大腸内容液の位置で脾曲付近を疑った。
2回目のCTで、通常の画像構成、横断面(赤楕円:いわゆる断層像でルーチン)および前額面(赤楕円体:体の前面に平行な面でルーチン)では腫瘤像は決め手がなく、矢状断(赤四角:正中線に垂直な面で使用頻度低い)で腫瘤像をハッキリ認めた。あらゆる断面での観察が重要な症例であった。
【画像解説】
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